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SAGA2024 国民スポーツ大会 トライアスロン競技
先日、佐賀県唐津市で開催された国民スポーツ大会トライアスロン競技に、イワイグループから岩井、村山、加藤の3人が大会役員として参加してまいりました。
岩井と加藤はバイクのメカニック、村山はテクニカルオフィシャルとそれぞれ役割をいただき大会に関わらせていただきました。
以下は加藤のレポートです。
・大会前日
波戸岬少年自然の家にて受付や競技説明、バイクチェックが午後から行われました。
定刻になると続々と選手や関係者が訪れます。
全国規模の大会だけに使用している機材に目をやると、フレームはカーボンのレース向けモデルがほとんどで、ブランドではスペシャライズド、トレック、ジャイアントが目立ちました。
搭載している部品については、変速機は11速が多数で次に12速、少数ですが10速も見受けられ、ブレーキシステムについては、リムよりディスクが多かったです。
機材はこのくらいにしておき、選手からメカニックへの相談事としては、変速の調整やブレーキの調整を多くいただきました。
不調の原因としては、バイクの輪行や配送など輸送によって生じたのではないかというものが多かった印象です。
幸いどのご相談も走行不能なほど破損しているバイクはなかったので、選手の不安を無くした状態でバイクを渡すことができて良かったです。
1件ブレーキのオイル漏れがありどうなるかと思いましたが、工具や部品を準備していたおかげで、なんとか解決することができました。
また、立ち寄っていただく選手の中には、バイクに不具合は感じ無いけれど、異常が無いか最後に見て欲しいという方もおり、レースに向けて不安を無くし可能な限りベストな状態で走りたいという意識の高さを感じました。
・大会当日
大会当日、天気は早朝から雨でしたが、昼にかけて止む予報でした。
メカニックを行う場所は前日から変わり、波戸岬海水浴場に設けられたブースで行いました。
午前7時を過ぎると続々と会場に選手達が到着します。
先に競技が行われるのは女子で、多くの選手は受付を終えるとバイクをトランジションエリアに移動していきます。
そんな中でも数名の方から、変速のチェック、チェーンへの注油、雨を考慮してタイヤの空気をチェックして欲しいといったことなどご相談いただきました。
午後からの男子については、タイヤの空気圧チェックや、変速機が動かなくなってしまった等のトラブルもありましたが、対処してトランジションエリアにバイクを送り出すことができました。
その後はレースの様子や大会速報をチェックして過ごし、ゴールする選手達の様子を見た時は、安堵感を覚えました。
今回の大会でのメカニックとしての経験は、貴重な経験となりましたので、この経験を今後に生かしていけたらと思います。
【選手が使用していたバイク内訳】
〈ブランド別TOP10〉
①スペシャライズド:30台(ターマック:22)
②トレック:22台(マドン:14)
③ジャイアント:16台(TCR:8)
④ブリジストン:14台(RPシリーズ:9)
⑤メリダ:11台(スクルトゥーラ:7)
⑥ピナレロ:8台(プリンス:4)
⑦シーポ:7台(マンバ:7)
⑦ボーマ:7台
⑨キャニオン:6台(エアロード:6)
⑩デローザ:5台(SK:2/838:2)
リムブレーキ:71台 / ディスクブレーキ:105台 合計:176台